気のせいらしいけど からだがかるい

右乳房切除手術無事終わりました。リンパ節への転移もなく、右パイちゃんがぜんぶ悪いもの咥えて持っていってくれた。なんていいおっぱいだったんだ、ありがとう。
手術前日の検査で痛い注射打つ時は、スタッフみなさんで励ましてくれて、手まで握ってくれた。
手術は先生が「かっこよくするよ!」って気合い入れてくれて、明るい気持ちで元気に眠りにつけた。術後はそれなりしんどかったけど、過ぎてみれば丸一日ほどのこと。転移もなかったんだし、何も問題ない。
経過はとても良好で、こんなに動けて、痛みも少ないなんて、まったく想像してなかった。それに何より驚いたのが体調だ。
ここ2・3年ずっとあった倦怠感が消えている。日常生活に戻ればまた出てくるかもだが、明らかに悪いものが消えた感覚がある。体はずっとがん細胞と戦っていたんだなって。大きな傷跡の修復に今は体が頑張ってるが、それは明るい業務で作用が全く違う。
きっとそうだろうって、先生に「がんがあったことで倦怠感があったのかな」って聞いたら、それはないと返された。手術が終わり、転移もなかったことでこれまでの心配が減ってストレスが軽減したことだと思うって。なぬぅ!うっかりするとあの倦怠感に戻るのか、、、ストレスって怖いな、、、そう思うだけで若干だるくなる。もうそれだけの理由じゃないって信じてみよう。ガンがいなくなったからだって、思い込んで元気になろう。偽物の笑顔でも免疫が上がるって言うんだから、思い込みでもいいだろう。
2023年、正直しんどい一年だった。そんな時だからこそたくさん人の温もりをもらって、それでも忘れられない辛いが多すぎた。
新しい年に希望はまだない。この身から搾り出さないと、叶わなくとも希望は持っていなければ。
かっこ良くしてもらった右胸が、似合う新しいわたしになれるよう。

さて、これから退院です。
家で留守番する不安な母を、友たちが毎日様子交代で見に行ってくれました。
感謝の洪水。
他の友にも、こうして読んでくれてる人にも心配いっぱいかけました。
良い念を、ありがとうございました。
まだ管つけての帰宅ですが、治療しっかりして、もっと元気になるぞー!

写真は、家のヌイたちから見守り代表で連れてきたチビシャン。どこにいてもかわいい
toge

おさんぽトーゲ

イラストレーターオオトウゲマサミのHomePageです。 こんどこちらに引っ越しました。